こんにちは、広島県尾道市にあるコワーキング&コミュニティハブbench!の後藤です。1月17日(土)-18日(日)の二日間、タイトルのとおりトーキング・コワーキング・スタディツアーの初回のフィールドは尾道にお越しいただきました。この記事では、ホスト側からの視点でこの二日間を振り返りたいと思います。(受講者の方目線の感想はそれぞれの記事をぜひご覧ください!)

尾道ではどんなことをしたのか

まずこの二日間、尾道ではざっくりと以下のようなスケジュールで動きました。

【初日】
・bench!での取り組みから学ぶローカルコワーキング
・まちに出て”つながり代”を探す
・交流会(懇親会)

【二日目】
・bench!と繋がりのあるゲストとのトークセッション
・これまでの学びから、受講生自身の施設に代えると、どのようなコワーキングが考えられるか
・上記の発表(アイデアの共有)

アットホームな雰囲気のなかそれぞれの意見も出し合いながら勉強会は進みました。各自は受講者でもありながらアイデアの提供者にもなります。

私が伝えたこと

私がこの二日間でお伝えしたことは「私はAさん、Bさんの間でコワーキングが成立するサポートをするときには、きっとAさん側へもBさん側へも行ったり来たりしながら少しずつ両者の考えを理解・通訳するなかで、両者が繋がるように立ち回ってきた」ということです。

施設のなかの利用者さん同士であれ、あるいは一方がまちの事業者さんに代わっても、あるいは両者が組織や事業者間であっても、原理原則的にやっていることは変わりません。

言い換えれば、その同じアクションを施設のなかだけではなくて、まちのなかでも行っている=私はまちがコワーキングのフィールドと見立てて立ち回っているということをお伝えしました。

その感覚があれば、施設内の人だけのスキルやネットワークだけでなく、そこにないリソースは施設の外にあると拡張して考えることができる。すなわち、まちのなかでコワーキングは成立する、という視点だったように思います。この話を今回のスタディツアーではコワーキング事例を紹介するなかでお伝えしていきました。

コワーキングの感覚やコツは他のまちやコミュニティでも再現できる

今回、札幌(北海道)、玉野(岡山)、神戸(兵庫)とそれぞれの地域から尾道にお越しいただきました。お話をお聞きすると、各まちの事情はもちろん異なっています。しかし、きっとこの「コワーキングの感覚やコツ」は地域に限らず活用、応用できるものだと思いました。(今回はできる限りそのコツをシンプルにしてお伝えしました。)

私個人としては、このスタディツアーのあと、時間が経ってからでも、どのような”コワーキング”が参加者を通じて起こっていくのか。事例のようなことを受講後にも追って聞いてみたいなと思いました。そしてこのメンバーが再会して「最近どう?」と情報交換ができるといいだろうなと思いました(オンラインでもいいですね)。

もちろん、まちの特性やまちの人の性格などいろんな要素が絡んでくることはあると思います(今回のツアーでは、地元ゲストの方との交流もあったのでそういう部分も感じていただいたかと思います)。その要素も加味しながら、どうやってコワーキングを実現させていくのか、それがコワーキングマネージャーの役割でもあり、醍醐味ではないかなぁと思います。すなわち、それがコワーキングスペースの役割であり、ローカルコワーキングがもつ可能性だろうと私は思います。

この3名と一緒に学べたのは偶然ですが、こういう地域を超えたコワーキングマネージャーの出会いの場になったこともこのトーキング・コワーキング・スタディツアーの魅力の一つだろうと思います。

インプットを少しした後は、実際にまちに出てワークをしました。学んだ感覚を実際にどう扱えばいいのか、まずは動きながら探っていきます。

トーキング・コワーキング・スタディツアー#1のまとめ、今後のオススメポイント

今回、開業から1年が経った直後のbench!が舞台でした。私自身は以前の施設運営から数えるとコワーキングスペースに携わり10年目を迎えますが、とはいえ新しい施設運営となると正直1年目は1年目です。場所が変わると、また新しい考え方が必要になるもの、ということも身をもって学びました。

そういう意味では私も学ぶ側の立場でもありましたが、とはいえこの1年間でのアクションやbench!を通じて起こったことなどは具体的にありました。それらが事例として他の施設運営者の方々に届いたこと、今回のスタディツアーの会場としてほっとしています。

ということは、各施設で起こっているコワーキングの事例は、1年目だとしても、あるいは長年の運営であれ、他の施設の方にとって新たな学びになるということです。私自身も話題の提供者であれば、一方で参加者側が話題の提供者になることもありました。その場にいる全員の集合知でどんどん議論進み、またそのなかでいろんなアイデアが出合うわけです。

初日の懇親会の様子。少しずつ表情が柔らかくなる参加者とトーキング・コワーキング・スタディツアー主催の伊藤さん。カンパイも大事な行程の一つです!

テーマもがっつりコワーキングです。しかし、参加者同士は同じコワーキングという共通項を持つメンバーです。興味関心のアンテナも同じところを向いているし、皆さん前向きに意見もアイデアも出し合える。間違いなく研鑽しあえた場としてこのトーキング・コワーキング・スタディツアーは機能していました

上記の点が私が一番オススメできるポイントでした。つまり、参加者それぞれが各施設をもつわけですが、それぞれは競合ではなく、一緒に学び合う仲間という感覚がこの場では明確にあります。応援しあえる学びの場は本当に濃密でした。(もちろん懇親会のような余白の時間があるからこそ仲も深まり議論が盛り上がるのだろうなと。)

また来月は愛媛県の西条市にあるサカエマチHOLICさんで開講されます。場所が変わればまた違うヒントがあるし、メンバーも変わるのでまた新たな情報もいろいろ飛び交います。各回はナマモノのように、その場限りの一度しかない貴重な機会になると思いますので、この文章をお読みになって気になる方は、本当にお勧めします。ぜひご参加されてみてください。価値のある勉強会だなと思います。

ということで、まずは初回。尾道が無事終了してよかったです。また皆さん、それぞれのフィールドでコワーキングに取り組んでいきましょう!

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